【祈りとは?】
【祈りとは?】
『祈り』とは、
信仰の最も基本的な行為です。
具体的には、
超自然的存在への賛美・感謝・祝福などです。
共同的に行われる場合もありますが、
個人の内面において自由に捧げられる祈りもあります。
『祈り』について、
『蛙の祈り』(著者 アントニー・デ・メロ 訳者 裏辻洋二 女子パウロ会)
の中に、こう書いてあります。
「ある夜、兄弟ブルーノが祈っていると、
食用ガエルの鳴き声がうるさくてかなわない。
気にすまい、無視しようと努めたが、
気の散るのはどうにもならない。
そこで彼は窓から顔を出して叫んだ。
『静かにしろ。祈っているんだから。』
兄弟ブルーノは聖者の誉れが高かったので、
彼が一喝するや、
あたりはしんと静まり返った。
生けるものはすべて固有の声を持っており、
その声が祈りに具合のよい沈黙を生み出すのである。
祈っているブルーノのなかに別の響きがわき起こってきた。
『もしかして神はおまえの唱える祈りと同じくらい、カエルの鳴き声を喜んでおられるのではないか。』
『カエルの鳴き声がなんで神を喜ばせるんだ』と、
ブルーノは心中冷ややかに答えた。
ブルーノのなかにさらに響き続ける声が言う。
『神はなぜ、音なるものをつくり出したと思うか。』
『よし、その答えを見つけだしてやろう。』
ブルーノは窓から身を乗り出して叫んだ。
『さあ、歌うんだ。』
食用ガエルの調子のそろった鳴き声は、
近隣のカエルというカエルの声を呼び集め、
天空を震わせた。
ブルーノがこの音を全身を耳にして聴いていると、
カエルの鳴き声は神経に障る物音ではなくなってきた。
鳴き声に抗うことをやめると、
この鳴き声こそが夜の沈黙をいっそう豊かにしていると気づいたのである。
こうしてブルーノの心は、
生まれて初めて宇宙と調和した。
彼は祈るということの内実をとらえた。」(21頁〜22頁)
『本当の祈り』とは何か、
一緒に考えてみませんか?
(推薦図書)
『蛙の祈り』
(著者 アントニー・デ・メロ 訳者 裏辻洋二 女子パウロ会)
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この記事へのコメント
21:10そして更に、言われた。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。
21:11そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、
恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。
ブランドン・ビッグス牧師の新しい疫病が来る預言と
世界恐慌が来る預言。
ヨハネの手紙一 4章
4:8愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。
ライフラインは枯渇し、壊滅する。