【楽しむということ】

【楽しむということ】

人生は、

『楽しむということ』

が大事です。

笑顔で楽しんでいれば、

いいことがあります。

これについて、

『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。
1秒でこの世界が変わる70の答え』
(著者 ひすいこたろう ディスカヴァー・トゥエンティワン)

の中に、こう書いてあります。

「友人、出っ歯の『わっかん』。

今度は彼がギリシャのアテネに立ち寄ったときのお話です。

当時から、ギリシャは不況のドン底。

旅行者が足を運ぶようなメインストリートでは、

チップをもらおうと紙コップを置いて楽器を弾いたり、

歌を唄ったりする人がいて、

みなその日に食べるごはんのお金を懸命に稼いでいました。

わっかんも、

『ここで自分はお金を稼げるのか?』

と自分を試したくなった。

そして、

『そうだ。踊ろう!
俺はダンサーだったじゃないか』

と思い出したのです。

そう、

彼はTRFのバックダンサーをやっていた男なんです。

早速、ストリートに出た。

でも、

みんな白い目で見てきます。

唾を吐いてくる人、

チップを入れる紙コップを蹴り飛ばす人までいた。

それでも踊り続け、

1時間が経過。

チップはゼロでした。

なんで誰もチップを入れてくれないんだろう?

俺はダンスが下手なのか?

いや、日本ではプロだったんだ。

そこで、

周りのパフォーマーの人たちをよく観察してみると、

チップを稼いでいる人と、

そうでない人には大きな違いがあることに気づいた。

稼いでいる人は、

ものすごく楽しそう。

一方そうでない人は、

眉間にしわを寄せながら辛そうな顔をしていたのです。

わっかんはハッとしました。

そうだ。

自分も笑顔がなかった。

心の中で『辛い』と感じながら踊っていた。

わっかんは、

もう一度立ち上がり、

今度はハイテンションでステップを踏んでターンをしました。

上手い下手なんて関係ない。

楽しく踊り続けました。

すると、

不思議と周りの目も気にならなくなり、

さらに踊ること10分。

ついに子どもが寄ってきた。

キターーーーー!!!

その子どもと見つめ合いながら笑顔で踊っていると、

また、

新たな子どもが寄って来ました。

すると、

その子のお母さんたちがニコニコしながら寄ってきて、

『エフハリストー(ありがとう)』

と、紙コップの中にチャリーン。

そのコインが海外で稼いだ初めてのお金になりました。

なかなか成果が出ないとき、

足りないのは、

心から楽しむ気持ちなんです。」(217頁〜218頁)

花が咲こうと咲くまいと楽しむ。

思い通りになろうとなるまいと楽しむ。

思い通りになれば楽しいし、

思い通りにならなかったら、

どうしたら、

うまくいくのだろうと考えて、

あれこれ実験してみるのが楽しい。

うまくいこうといくまいと楽しむ。

うまくいかないことをも楽しむ。

困難・艱難辛苦をも楽しむ。

『憂きことの なおこの上に積もれかし 限りある身の力試さん』
(熊沢蕃山)

すべてを楽しむ。

人生は、

すべてを楽しむためにある。

この世は、

ワクワク、

ハラハラ、

ドキドキのワンダーランド。

ものの見方・考え方・解釈を変えれば、

すべてが変わる。

現実は厳しい、

だからこそ楽しめる。

幸運は楽しむ人に訪れる

Fortune comes in by a merry gate.

(推薦図書)
『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。
1秒でこの世界が変わる70の答え』
(著者 ひすいこたろう ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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