【『アホは神の望み』の真意とは?】
【『アホは神の望み』の真意とは?】
バイオテクノロジーの世界的権威であり、
遺伝子工学で世界をリードしてきた元筑波大学名誉教授の村上和雄博士(1936~2021)は、
『アホは神の望みである』
と説いています。
その真意は何でしょうか?
『アホは神の望み』
(著者 村上和雄 サンマーク出版)
の中に、こう書いてあります。
「正直で勤勉で一徹で、
どこか抜けているお人よし。
知識や学問は少ないが、
コツコツと自分の信じる道を地道に歩み、
手間や回り道を惜しまない。
時代遅れで融通もきかず、
利にも疎いが、
ゆったりかまえて、
焦らず、
屈せず、
くさらず。
『おれが、おれが』でなく、
『アフター・ユー(お先にどうぞ)』の精神をもち、
頭は悪いが心は豊かで、
わずかなことで満足できる。
あるいは、
そんなに立派でなくても、
単純で感激屋で、
人を楽しませるのが好きで怖さ知らず。
おっちょこちょいで根拠のない自信にあふれていて、
能天気でよく笑い、
失敗を恐れない。
ムダ話や寄り道が多く、
いばらず、
かざらず、
かっこつけない。
信じやすいがものごとを決めつけず、
忘れっぽいがあきらめない。
そのせいで、
『アホやなあ』
『バカだなあ』、
そう人からあきれられ、
愛されもする人。
フーテンの寅さんみたいな、
愚かという『徳』をもった人。
そういう人が神からも好かれ、
利口な人より時間はかかっても、
大きな幸せを手に入れることができるのだと思います。」(14頁〜15頁)
「大いなるものの意思は、
いまこの世に生きている私たちに何を求めているのでしょうか。
神のほんとうの望みとは何なのか?
一つは、
前いった『つつしみの心』だと思います。
他の生物には備わっているのに、
人間だけがそれを失うか忘れるかしている節度や調和や『おかげさま』の心です。
そして、
もう一つは『愚かさを守る』心ではないでしょうか。
その愚かさを守る生き方についてはこれまで述べてきました。
すなわち、
小利口でこざかしい知識や知恵、
速度や効率、
駆け引きや計略、
私利私欲や傲慢さ、
おごりや増長、
攻撃性や支配性、
鋭いが冷たい理知――そういうものには無縁か、
距離を置きながら、
目に見えないものを信じ、
先を急がず、
ゆったりとかまえ、
学問や知識は多くなくても、
自分の信じる道を正直に地道に歩み、
手間を惜しまず、
回り道を厭(いと)わない。
時代遅れで融通もきかず、
利にも疎いが、
焦らず、
いばらず、
くさらず、
わずかなことで満足を覚え、
不平不満よりは感謝の言葉が多く、
批判的であるより親和的で、
悲観的より楽天的で、
いつもニコニコ笑みを絶やさず、
でくのぼうのようなぬくもりをにじませつつ、
人を裁くよりは許して、
『自分などたいした人間ではない』
と自己への戒めを忘れず、
命とは何か、
生きるとは何かについて時間をかけてゆっくり考え、
大きな回路をぐるりとめぐって大きな答えにたどり着く。
そんな鈍く、
遅く、
重い生き方をしながら、
自分の中の『愚』をひそかにしっかりと守ること。
その深く大きな愚かを一生涯かけて貫くこと。
神が望んでいるのはそういう生き方ではないでしょうか。
スティーブ・ジョブズ流にいえば
『Stay foolish』、
かしこく小さくまとまるよりも、
大きな愚か者であれ。
器の大きなアホであれ。
天の理が求め、
サムシング・グレートが喜ぶのは、
人間のそういう心のあり方や生き方なのだと思います。
『陽気な心』もその一つでしょう。
明るく前向きで、
いつも喜ぶことや笑うことを忘れない心です。
いい加減でいいとはいいませんが、
パーフェクトばかり求めていても人間は行き詰まってしまうものです。
心も苦しくなるばかり。
だから、
『ああ、ダメかな』
と思ったら、
鏡の前で一人、
ニッコリ笑ってすませてしまえばいいのです。
笑えば邪気や暗い心も少しは晴れ、
やり直そうという気持ちもわいてきます。
人間、笑えるうちは大丈夫。
人生は勝ち負けではないが、
泣くよりは、
たくさん笑ったほうが勝ちなのです。
そういう笑い上手、
喜び上手な人が神さまから好まれる人でもあり、
笑いや明るい心を保つ『陽の力』が体の健康を回復、増強し、
いい遺伝子のスイッチをONにする効能があることは本書で述べてきたとおりです。
もちろん人生は、
そうそううまくいくことばかりでもなければ、
笑ってすませられることばかりでもありません。
しかし、
厳しく苛烈であるからこそ、
私たちは喜びをもって生きることを忘れてはいけない。
喜びがどこからかもたらされるのを待つのではなく、
どんなささやかなことでもいいから、
自分から喜びを探し出して、
その日一日の収穫として喜ぶ
『陽の思想』
が大切になってくるのです。
そのような喜びの心、
おかげさまの心、
つつしみの心。
そういうものが私たちの体を満たしたとき、
私たちの命はいきいきと豊かに息づき、
私たちの人生も幸福への歩みを始めるのではないでしょうか。
したがって、
いっけん鈍重に見え、
愚かとも思える生き方こそが、
実は苦しいこの世を生きていくために神が人間に授けた知恵である――そのことをできるだけたくさんの人に知ってもらい、
また、実践してもらうために、
私は残されたこの世での時間を精いっぱい使いたいと考えています。
アホは神の望みであり、
命はすばらしいものである。
サムシング・グレートが黙示するその教えを、
社会に広く伝えるメッセンジャー役を果たすことがこれから私に課せられた大きな仕事なのです。」(200頁〜203頁)
利口な人は傲慢になりやすい。
頭がよくて物事がよくわかる人は、
そうでない人を見下したり、
自分の力だけで生きていると思い上がる。
頭のいい人たちは、
おごりや増長に陥りやすい。
人間のこざかしさや傲慢は、
神がもっとも嫌うところです。
神が好むものは、
『器の大きなバカ』
『素直で正直なアホ』
です。
(推薦図書)
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(著者 村上和雄 サンマーク出版)
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